死因についての考察

2018年1月3日 / ふく, 雑記

昨日、ななじんを連れてお散歩に出ると、近所のわん友さんに会いました。

「あれ?ふくちゃんは?」

…。

そうだよな。

この質問、これから何度答えなければならないんだろう。

 

「急にどうして?」

これも毎回聞かれるんだろう。

 

私もそれが知りたい。

だから、私なりに色々考えてみるとしました。

 

結論として、一番考えられるのは「てんかん」ではないかと思いました。

 

てんかんと言うと、全身を硬直させ、急に倒れ痙攣して倒れる、

と言う症状しか思い浮かばないのですが、

これは「全般発作」と呼ばれるもので、「部分発作」と言うものもあるそうです。

 

それは、意識はあるけど、

運動機能、視覚、聴覚、自律神経などに異常な症状が現れるものだそうです。

 

意識があるため、おかしいな?と思っても、

名前を呼んだら反応したり、動いたりするので、分かりにくいそうです。

 

てんかんは一度起きてもてんかんとは診断されず、

「恐れがある」ぐらいに判断されることが多いそうです。

そして、ずっと飲み続ける事になりますが、

薬でコントロールもできる病気だそうです。

 

てんかんの症状は、通常2〜3分で治まる事が多いようですが、

中には5分以上も続き、

発作が治まる前に次の発作が起こると言う、「重責発作」というものもあります。

 

ふくのは、部分発作が重責発作になっていたのではないかと。

 

通常、てんかんは死ぬような病気ではないのですが、

「重責発作」と「群発発作」だけは、命に危険がある場合があります。

 

その場合というのが

「重責発作が30分以上続く」とか、

「群発発作が24時間以内に10回以上起こる」という2つのパターンだそうです。

 

この2つは脳へのダメージが大きく、

死に至るか、救命できても後遺症を残す可能性が高いとのこと。

その為このような発作の症状は、緊急治療を要するという事です。

 

私は、乾物の小豆を食べたことばかりに目が行ってましたが、

どちらかというと、

「てんかん前に、おかしな行動がなかったか?」

というてんかんを疑う項目としてに

「乾物の小豆を食べた」が入ると考える方が正解じゃないかと思います。

 

最後に病院で診てもらった時、ふくは全般発作の症状を出しました。

 

全般発作の症状は、見ているこっちはショックが大きいのですが、

本人は痛みは特にないため、飼い主は焦らず、

以下の項目を観察する事が大切だそうです。

 

《てんかん発作の時の観察事項》

①発作の時間・始まって終わるまでに何分くらいを要したか

②発作がどこからどのように始まり、どのように終わったか

③発作が起きた時は何をしていて、何かきっかけになることがあったか

④意識の変化はどうだったか

⑤発作の前後、または最近、何か変わった行動が見られることがあったか

⑥発作以外の症状はどのようなものがあるか

⑦発作の後の様子

 

うちの場合は、

てんかん以外になにか他の要因があるのでは?を先生が見極めてくれ、

その後発作を抑える注射を打っていただけました。

 

その時先生に言われたのは、

「内臓よりも、脳に問題がありそう。

突っ張って全く動かないのは、左の足で、左の目も反射がないから、

脳の右側になにかあり、左を圧迫してるのでは?」でした。

 

今まで脳に異常があるような行動はありませんでした。

なので、最初は「?」だったのですが、

よく考えると思い当たる節があったようで、私はそれをよく目にしていました。

 

それは徘徊。

 

徘徊というと、同じ所をぐるぐる回ったり、

声をかけても全く無視をして歩き回っているような状態を思い浮かべますが、

それはアルツハイマー症状の徘徊。

 

ふくの場合は違って、急に家の中を嗅いで歩くようになりました。

なにしてんの?と声をかけると、戻って来たので、

老化の一部だとすっかり思い込んでいましたが、

それも徘徊の一種だと、別のわん友さんが教えてくれました。

 

なんらかの原因で脳に少し問題が出ていた所に、

てんかんの症状が出て、

乾物の小豆を食べるという異常行動を起こし、

その後部分発作を発症し、それが重責発作に移行して、更に脳に異常が出て死に至った。

これが死因だったのでは、と考察しました。

 

今となっては、本当の所はわからないし、

徘徊の段階で、万が一脳を疑ったとしても、

全身麻酔をかけてまで、

私が12歳のふくにMRIやCTを受けさせるとは、思いませんので、

結局原因は何かはわからなかったかもしれませんが、

でも、少しだけ自分のことを納得させれる結論を見つけました。

 

ただ、少しでも脳の事が頭の隅にでもあったのなら。

そして正しいてんかんの知識があったのなら。

後遺症は残ったとしても、

今もふくは生きていたのではないかとは、考えてしまいます。

 

今年読んだ最初の年賀状に、

「「たら」はない。今のすべてが自分を作る」という文面がありました。

最初は、新年早々不思議な文章を書いてくる人がいるなと思ったのですが。

 

私の無知のせいで、ふくは…、

と考えないわけではないのですが、「たら」はないんです。

今の私に出来るのは、こんな過ちをなるべく減らせるよう、

そしてそれをななじんや、

いつか来るかもしれない子達に生かして行かしていけるよう、

頑張る事しかないんだと思います。

 

それにこれは、

全部ふくが仕組んだんじゃないかとも考えています。

 

脳を疑い出せば、きっと私は悩み続けます。

リスクを承知で、全身麻酔をかけてまで、今のふくを調べるのかどうか、と。

今なら「やらない」と言い切れますが、

目の前にそんなふくがいたら、気持ちは揺れまくるでしょう。

 

そして、歯のケアさえきちんとできない私に、

後遺症が残ったふくを、

優しい気持ちで最期まできちんと介護するのは辛いかも、と。

それが出来ない私は、ふくが旅立った後、

きっとそれを後悔し続けるだろう、と。

 

あと。

あの強いふくが、そんな状況をよしとするのか…。

 

そんなことをいろいろ考えて、

ふくの死因を、きっとずっと考え続ける私に、

「しょうがない事だったんだよ」と、教えてくれる、

メッセージも残してくれたのではないかと思います。

 

もし原因を早々に考えついたとしても、

私が後悔で泣き暮らさないようにと、

年賀状なんていう、ちょっとおしゃれな形をとって。(^^ゞ

 

私には、そう思えます。

だから、それを信じることにします。

 

泣き暮らすような事はしたくありません。

私が落ち込んだり泣いたりしていると、

ななじんが大人しくなり、私の事をじっと見ています。

心配なのか、不安なのか…。

それは二人にとって、決していい影響があるとは思えません。

そして、泣き暮らすなんて、ふくの意思に反するから。

 

たまにはこっそり泣くでしょう。

でもそれは、出来れば四十九日までにしたい。

それまでには、

ちょっと笑って「いってらっしゃい。」が言えるように、頑張るからね。

 

最後まで私の事を考えてくれた、最高の子でした。

ふくは。

 

さ、私も、

そんなふくが選んでくれた、

それにふさわしい飼い主だったことを、

ふくにきちんと見せないと。

 

ファイト!

 

 

 

 

 

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