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犬との絆⑤

2017年4月30日 / 雑記, 犬との絆

―キャンプ場と犬―

 

「そのキャンプ場、フリーオッケーかな?」との質問が。

 

うちが使用しているのは、大半がオートキャンプ場と呼ばれるところです。

管理人さん、オーナーさん達がいて、

場内の管理・整備などをしてくださっているところです。

 

オートキャンプ場自身では、犬NGというところもかなりあります。

なので、行く際には、まずは犬OKのところを探します。

 

そして。

 

フリーオッケーなんて謳っているいるキャンプ場には、

今までであった事はありません!

もしあったとしても、我が家は行く気はありませんが。

 

ちょっと考えてみたら、当り前のことだと思うのですが?

 

・どんな犬が来るかわからない。

・それも場内をうろうろしている。

・相手の飼い主はずっとその犬の動きを見ているのか?

・何かあった際、相手の飼い主はすぐ飛んできてくれるのか?

・相手の飼い主は、その犬を制御できるのか?

 

残念ながら我が家の犬たちを、私は100%制御することは出来ません。

 

なので、そんな危険地帯に足を踏み入れる勇気は、

今の我が家にはありませんし、

キャンプにそういうスリル感を求める人も、まずはいないとは思うのですが。

 

オートキャンプ場では、犬OKでも、

「犬はリードにつないで」が基本です。

 

ただし、オフシーズンのキャンパーさんの少ない閑散期。

管理者やオーナーさんとの間にも、暗黙の了解があり、

それを破ることなくきちんと守れていれば、

我が家の場合、

厳しい事を言われた事は、今まで特にありませんでした。

 

暗黙の了解。

暗黙なので難しいですが、

我が家にとっては

「他の方に迷惑にならない事」が暗黙事項です。

 

・私たちの目の届くところ(と言っても、半径数メートル)にはいさせる。

・犬を吠えさせない。万が一吠えた場合は、即、黙らせる。

・犬の排泄物の後始末は100%する。

・他のサイトには近寄らせない。

・他のキャンパーさんの近くには行かせない。

・炊事場など、犬がいるのが衛生的に問題なところには寄らせない。

 

思いつく限りでは、ざっとこんな所でしょうか?

細かいところでは、

拾い食いをしないとか、動物を追いかけないとか、色々ありますが。

 

もちろん、この程度の事で自由を許してもらえるのは、

何度も言いますが、オフシーズンで人が少ないからです。

 

もちろんオフシーズンのキャンプ場でも、キャンプ場によって色々あります。

 

ある区画サイトでは、

「区画からは出さないでくださいね」と言われました。

 

ある区画サイトでは、

「かわいそうだからリード、離してあげなさい。大丈夫でしょ?」と。

 

いやいや、万が一他のキャンパーさんにご迷惑をかけたら…と言ったところ、

「お客さんは少ないし、顔を合わせた時に言っておけばいいですよ。

こんな広いところでつないでおくなんて、かわいそうでしょ。」

と、言われてしまいました。(^_^;)

 

それまでそんな自然いっぱいのところで、そんな大々的に離したことは、なかったんです。

今までの経験上では、大丈夫だとは思うけど…。

 

ドキドキしながらリードを離したところ、意外とどこにも行かないもんなんですよね。

それにびっくり!

もっと走り回るかと思ってた。

 

あ、これは、我が家の場合ですから。

気が緩んで離してしまった途端、

走りさって迷子になったと言う子の話も、ちらほら聞きます。

 

ある方の話では、シュナはあまり行動範囲が広くない犬種だとのことです。

とは言え、同じシュナでも性格もありますから、

この話は、あくまでも我が家の話、ということで。

 

ただもちろん、そのうち知り合いの小さいお姉さんたちが出来て、

勝手に一緒に遊んでいたり、なんてことが始まりました。

 

そんな中、私たちも気が緩んでいたら。

「あの。あっちの方に行っちゃいました。」と、

小さいお姉さんたちに、山の中を指さされました。

…。

 

今までの経験上、

ふくは、ふくから私が見える範囲にいる。

ななは、私の声が聞こえる範囲にいる。

と言うのは、なんとなくわかっていたのですが、

その時は、じんがまだ来たばかりで。

あの子の動きは読めなかった…。

 

ただあの当時のじんは、ななにくっついている事が多かったので、

ドキドキしながら、

「ななぁーーー!」

「じんーーーー!!」と呼ぶと。

しばらくすると、茂みがガサガサ言い、スポーンと二人で飛んで出て来ました。

よかった…。(T_T)

 

それ以来、万が一の時も考えて、

暗黙の了解をしていただける所では、

いつもと違う、それも刺激の多い場所での、

より離れたところからの呼び戻しや、その他新しい訓練など、

自由を満喫させていただきつつ、練習させていただいている事があります。

 

もちろん、いつも100%うまくいくわけではなく、

この間のようにパニックになるぐらい心配する事もあります。

ま、そんなパニックになったのは、前回1回だけの事ですが。(^_^;)

 

皆さんのご厚意のおかげで、

日常生活ではなかなか見えない自分の犬の性質が見えてきたり、

そういう場合の対処方法を考える場も、与えていただいている感じです。

本当に、感謝です。

 

我が家が一般的なキャンプシーズンに行かないのは、

犬を連れていると、

自分たちで決めている暗黙事項を、リードで繋いでいても守るのが難しいからです。

 

数メートルも離れていないところに、賑やかなファミリーがいたり、

夜中まで賑やかに酒盛りしている方たちがいたり。

中には、3頭連れが珍しいのか、頻繁にのぞきに来る方までいらっしゃいました。

刺激が多すぎます…。

 

そういう刺激は、今の我が家が求めているものではなく、

そういう強い刺激に耐えるほどの訓練をしたいとも、今は思っていないからです。

 

 

全ては、人と人との信頼関係の上で成り立っている話。

こういう質問をする方がいると言う事は、

こういうの、説明しないと分からない人もいるんですね。

 

そういう方が、暗黙の了解を無視し、うわべだけを真似し、そして同じだけの権利を主張する。

こういう事が原因でなくなった自由だったラン、近くにいくつもあるんですよね…。

 

 

人と人との信頼関係。

信頼は築くのは難しくて、破るのは簡単。

そして破ると、修復はほぼ不可能。

というのは、よく言う事。

 

人との信頼関係。

いつまでもこれを大切にしたいものだと、切に思います。

 

そしてこれを破る人が、なるべくいないように。

窮屈なところが、さらに増えないように。

これも切に願います。

犬との絆④

2017年4月3日 / 雑記, 犬との絆

―犬の反省―

 

昨日の、盗み食いの話。

「思い知らせた!」と書いたことが、自分の中でちょっと気になりました。

 

また誤解されると嫌なので、

それについて考えている事を、書いておこうと思います。

アレの棘がまだ残っているようで、少し過敏気味です。(^^ゞ

 

—————

 

「犬って反省しても忘れるんですってよー」

と、言われた事があります。

 

「ですってよー」って。(^_^;)

 

それは、あなたの経験?

それとも、誰かのお言葉??

 

私が感じているのは、

そもそも、「犬は反省しない」です。

 

人間が犬に小言を言っている時、

下を向いたり、しょんぼりしているように見える事があります。

 

でもそれは、

飼い主さんが「怒っている」という事に対して、反応しているだけ。

 

ただ飼い主としては反省して欲しいと思っているから、

反省しているように見えているだけじゃないかと思っています。

 

反省してないんだもん。

だから、忘れようもないし。

と、私は思っています。

 

じゃ、反省しない犬に、

「それはしてはいけない事」と、どうやって覚えさせるのか。

どうやって「思い知らせる」のか。

 

うちの場合、

今回はこんな感じで「思い知って」貰いました。

 

 

私は現行犯じゃなければ、注意しません。

 

というか、現行犯じゃなければ、

怒ったところで、なにを言われているのか、わかるわけないですしね。

これは一般的、当り前のこと。

 

なので、今までの盗み食いは、

散乱しているものを片付けはしますが、怒った事はありませんでした。

ただ片づけながら、ものすごく不機嫌な空気は、バンバン醸し出していますが。

それを感じて、3わんこがびくびくしているだけのこと。

 

でも、今回に関しては、きっちり口の中から痕跡が出てきたんです。

やったのは、明白。

そして、それをやる方法は、今回は一つだけ。

「立ち上がって、その棚の中に頭を突っ込み、手も突っ込んで、引っ掻きだす」

 

なので同じ事を、今度は私がさせてみました。

立ち上がらせて、棚に頭を入れて、手も入れて、中をひっかきまわす。

 

ただし。

 

棚に頭を入れる時、入り口で何度も頭を打ってもらいました。

 

そして引っ掻き回させて、がさがさしたものを引き出す時、

それに、ばしばし攻撃して貰いました

もちろん実際には、私がそれで攻撃しているわけですが。

 

「嫌だよーー!」と言っても、もう遅い。

 

ばしばし攻撃をし続けてると、

じんは逃げ出したくって、身をよじって…とやっていたら、足を滑らせて転びました。

で、近くにあったものにぶつかり、パニックを起こして逃げて行きました。

 

甘い。

それで済むと思うな。

これじゃ、「嫌な事があれば逃げだせばいい」と言うだけになる。

 

なので、引き戻します。

そしてまた同じように立たせて、手を中に突っ込ませ、

「ほら、やってみろ。」と。

 

当り前かもしれませんが、自発的には、もうなにもしません。

立たされた格好のまま、しょんぼりしていました。

じゃ、終わり。

 

以上です。

 

 

 

「酷い!」

「そこまでは私には出来ない!」

これはよく言われる言葉。

 

ほんと、そうですよね。

でも、1度で駄目な事を覚えてもらう方法は、

その時の私には、これしか思いつきませんでした。

 

いい方法を熟考して後で教えるよりも、出来るだけ早く教える。

結構大切なことでははないかと思っています。

 

「叱ったのに、何度もする」と言うのは、よく聞きます。

それが「忘れちゃうんですってよ」の所以なのかもしれませんが。

 

でもそれは、

「それはしてはいけない事」というメッセージが、

その犬にうまく伝わってないからじゃないかと思う事があります。

 

 

1度許された事は、

2度目は1度目より粘って、なんとか実行しようとする。

回数が増える度に、粘り度も高くなる。

そうなると、教える側の根気もどんどん必要となります。

 

うちの犬たちだけなのかもしれませんが、これはよく感じます。

 

だから、駄目なものは駄目なんだと、一度できっちり覚えてもらう。

ダブルミーニングはあり得ない。

これが私の信条です。

 

相手が折れるまで、その場で教え込む。

厳しいし、かわいそう。

そんな方法を使わなくても、もっとうまくやる方法があったんじゃないの?

やっぱり色々考えます。

でもその時思いついたのが、それしかなかったんです。

仕方ないです。

もうちょっと私の中の引き出しが、多ければいいのでしょうが。

 

ただ、ここまでしておくと、

その棚でそこまで嫌な目にあったんです。

よっぽどの事がない限り、漁ろうとは思わないと思います。

 

よっぽどの物が置いてあれば、本能に負けてまたやる可能性はありますが、

その棚には、そんなものが入ることはありません。

そうなると、

そこには近づきたくないと思うのが、本能だと思うんですけどね。

 

 

「でもじんって、すぐ忘れちゃうじゃん。」

ですよね?(^_^;)

 

なにをしても効かない、すぐ忘れちゃうじんが、絶対に忘れないもの。

それが「私の怒り」です。

そしてそれが、じんを一番しょんぼりさせてしまうものです。

 

 

犬は、一度心を許してくれると、

終生心の通い合ういいパートナーになると、私は感じています。

そして健全な犬は、好戦的ではありません。

だから、好きな人が嫌がる事をする時は、

よっぽどの時なんだと思います。

 

その「よっぽどの時」。

うちでは、「ななとお隣の猫」が、それだと思います。

 

その原因は、

ななが子犬の頃に、その子達から受けたトラウマだし、

お隣同士で、避けようがないので、

「ま、お互いさまと言う事で…」と、お隣さんとは言っているのですが。

 

でも、その「よっぽど」が過ぎて冷静になると、決まりごとは思い出すようです。

「一度自分から家を出ると、もう許可なく戻れない」。

 

なので、たった十数センチの高さにもかかわらず、

下りて、家に戻ってきたりはしないんだと思います。

 

話が、ちょっと横道にそれてしまいました。(^^ゞ

 

 

今回の場合、

「その棚を漁ると、嫌な事が起きる。そして、私がものすごく怒る」。

私が教えるのは、それだけ。

 

あとどうするかは、じん次第です。

 

 

私がうちの犬達に教えている事は、

「それは私は嬉しい」

「それは私は嫌だ」

だけです。

 

 

トレーニングでは、

おやつ等のトリーツを、ご褒美に使う場合が多いと思います。

 

トレーナーについている時、

びっくりするほど頻繁にトリーツを使うので、

「トリーツ、いつまで使うんですか?」と、聞いた事があります。

 

答えは。

「ずっと」でした。

 

驚いていたら、

「今はおやつがトリーツだけど、

おやつと同じぐらい、飼い主さんから褒められるのが嬉しい事になれば、

褒めること自身が、十分なトリーツになるんですよ。」と。

なるほど、納得。

 

なので、我が家のトリーツは、「私が褒めること」です。(^^)

 

ま、外じゃそんなものより、もっといいモノが沢山あるので、

最高のトリーツには、まだ全然なれてないですけどね。(^^ゞ

 

「犬は褒めて躾ける」

 

これもトレーニング中、ずっと言われた事ですが、

「やったら喜んでくれた!」と言う嬉しい記憶が、

そのやった事とくっついて、頭に残るからじゃないかなと思います。

好きな人が喜んでくれるから、何度でもしちゃう。

それがいい躾なんでしょうね。

 

とは言え、今回のように

「嫌な記憶」とくっつけて、

覚えさせるような教え方を、私はしてしまいます。

そんな事をする度に、毎回自己嫌悪に陥いります。

 

「やらなかったら喜んでくれた!」って、どうやって覚えさせるんだろう。

難しい。

まだまだ手探り中です。

 

 

ということで、

「犬って反省しても忘れるんですってよー」という考えに、

私はいつも疑問を持ちます。

犬は、そこまで馬鹿じゃない。

 

そして少なくともうちの犬たちは、反省なんて、全くしてくれないですから。(^^ゞ

 

でも、反省なんてしなくても全然構いません。

しちゃいけない事をしないでくれれば、それでいい。

 

私には、それだけで十分です。

 

 

 

犬との絆③

2017年3月24日 / 雑記, 犬との絆

―違いについて①―

 

「都会と田舎、そんな違いは関係ない」。

と言う方もいらっしゃいます。

 

「都会と田舎」とは、極端な言い方ですが、

人口密集地の都市部などと、それ以外の地域、ってところでしょうか?

 

確かに、信頼関係に関しては、そう思います。

ただその状況には、大きな違いがあると思います。

 

人口密集地で犬たちを連れて歩く場合、

なるべく足元に寄り添ってもらえると、

安心感があるのではないかと思います。

 

人混みの中、足元を見ていない人が、

犬を蹴ってしまう事もあるでしょうし、

たるんでいるリードで、他の人が引っかかって転んだり、

自転車が突っ込んで来た時、呼び寄せるのが遅くて、事故に…。

などなど、考え出したらきりがありません。

 

もし我が家が人の多いところ住んでいたら、

うちの犬たちには、

なるべくぴったりくっついていて欲しいですし、

そして、そういう訓練をすると思います。

 

とは言え、今の我が家は、

ほとんどの散歩時でフレキシブルリードを使い、

ふらふら歩いています。

 

我が家は郊外にあるとはいえ、

もちろん他の人も、大勢住んでいますよ。(^_^;)

 

でも、場所や時間帯を少し考えると、

人や自転車、車などに、あまり会わないようなところも、

たくさんあるんです。

 

私がフレキシを使って散歩をしているのは、そんな所です。

 

もちろん、私の住んでいるところでも、

足元にピタッと寄り添って歩いている犬たちはいます。

 

飼い主さんとアイコンタクトを取りつつ、

にこにこと笑って尻尾を振っている姿は、

見ているこっちも楽しくなります。

 

ただ、我が家の場合、

なるべくなら、自由を満喫させてあげたいというのが方針です。

そして、その環境もあります。

なので、フレキシを使って、3匹3様、好きに歩かせているんです。

 

ただし。

信頼の上に成り立つ自由です。

「呼んだら来る」。

これは絶対。

 

なので、呼んでも来ない、

何度注意しても同じことをする、となると、

リードは全く伸ばしません。

フレキシは、そういう場合普通のリードより短くなります。

そうなると必然的に、私の足元にぴったりとくっつくしかありません。

 

ただそれだと、私にぶつかる。

と言うより、本意ではないですが、

踏んでしまったり、蹴ってしまう事も。(^_^;)

 

本当に、本意じゃないですよ!!

でも、足元をちょろちょろされると、

足を出すだけでも、ぶつかってしまうんですよね。

 

ただ、これを繰り返していると、

蹴られたりするのがやっぱり嫌なのか、

好きに歩けないのが嫌なのか、

そのうち、こちらにも注意を向けて歩いたり、

ちょっと引っ張ってしまっても、

自分からすぐ足元へ戻ってくるようになります。

 

ここまで落ち着いたら。

また、伸ばしてあげます。

 

これを繰り返すこと、何年?

そして、今の散歩スタイルになりました。

 

私だって、最初からフレキシで、

ふらふら歩かせることはしていません。

 

今3匹一緒にフレキシにしているのも、

一人一人とのそんなことの積み重ね。

 

躾もせずに最初っから3匹フレキシなんて、

人に怪我をさせるどころか、

自分がぐるぐる巻きにされて倒されるだけです。

 

そして、犬たちをふらふらさせていても、

自分は、

今犬がなにをしているのか、とか、

周りをよく見てよく聞いて、何かが近づいて来ないか、とか、

カーブミラーを見て、曲がった角から何かが来ないか、とか、

周りの状況には、気を配るようにしています。

 

いくら人が少ないと言ったって、ゼロではないですし、

突発事項もあるのですから、

そんなことに気を配るのは、当り前ですよね。

 

敢えてわざわざ言う必要もないですが、

自分も同じようにふらふらしていると思われると、

困ってしまうので、書いておきました。(^^ゞ

 

一緒に歩く友達がいて、おしゃべりをしていても、

それだけは欠かさないよう、努力はしています。

 

 

フレキシブルリードに対しては、賛否、かなりあると思います。

 

使わないでいいなら、使う必要はないと、私は思います。

だから使うのであれば、

人様に迷惑をかけないように、犬もきちんとしつけた上で、

飼い主側も、正しく扱えるように練習する。

その上であれば、

特に問題はないのではないかと、私は思っています。

 

ま、そこまでしても使いたいのか?って話にもなりますが。

もちろん私は、そこまでしても使いたいので、頑張っています。(^^)

 

でもそんな訓練を、

私みたいなおおざっぱなやり方で出来るのは、

近くに人が少ない場所があるおかげ。

 

 

人口密集地の都市部で必要なしつけと、その方法、

その他の地域で必要なしつけと、その方法、

それらには、多少なりとも差はあるのでは?と、私は思っています。

 

 

お互いの考え方や躾スタイルが違っていたとしても、

それは、それ。

うちの方が絶対に正しい!なんて考えずに、

まずは柔軟に、相手がどういう考えてそれをしているのか、

気になったら聞いてみるのもいいのではないかと思います。

 

スタイルは色々ですもんね。

それが、自分の思いつかなかったような方法であり、

また、自分の住んでいる場所でも出来るのなら、

得した気分になります。

私なら。

 

 

 

 

 

 

犬との絆②

2017年3月19日 / 雑記, 犬との絆

―リードと信頼関係について―

 

「リードで伝わる信頼関係」。

そういう考えもあるそうです。

 

ただ、私は、

「リードで伝わるのは、お互いの意思」。

だと思っています。

 

飼い主:「そっちへ行かないで。」

犬:「僕はこっちへ行きたいんです。」

というような。

 

 

リードは、犬の動きを制御する為の物だと思っています。

だから、リードは絶対に離してはいけない。

 

でも、「リードさえ握っていれば大丈夫」。

この考えは危険ではないでしょうか?

そう考えていても、「絶対」はないのですから。

 

飼い主の油断、気の緩み、突発事項、

こういう事により、

万が一リードが手から離れてしまうこともあると思います。

 

だからこそ、リードがあろうが無かろうか、

そんなものだけで繋がる関係ではなく、

もっと深い信頼関係を築いて行ければと思っています。

 

ただし、深い信頼関係なんて、

そんな簡単に築けるものではないとも思っています。

 

だったらせめて、「マテ」「オイデ」ぐらい、

100%出来るように教えてあげて欲しいです。

 

それが出来れば、万が一リードが手から離れても、

「マテ」で止めることも出来るし、

「オイデ」で呼びもどせばいいだけの話ですから。

 

 

そして、リードの役割は、

犬に対する制御が出来ているという、

アピールにもなると思っています。

 

例えノーリードで100%飼い主のそばにいれる子でも、

周りの人からすれば、そんなことは分からない。

 

だから飼い主は、

どれだけ自分の犬に自信があったとしても、

周りの方々の事も考えて行動していただければ、幸いです。

 

飼い主がリードを握っているという事により、

周りの方々へ

「この子は私が制御しているから大丈夫ですよ。」

のアピールにもなると思っています。

 

同じ犬を飼っている人間としても、

ノーリードの犬が寄ってくるのは、本当に怖いです。

 

もし相手の飼い主さんに、

つないで欲しいとお願いしても聞いて貰えず、

そのままその子が、自分の犬に近づいてきたりしたら、

私は、その近づいてきた子を蹴飛ばしてでも、

自分の犬には近づかせません。

 

健全な心を持ったフリーな犬同士であれば、

お互いの距離感も測れ、問題も起きにくいですが、

片方が繋がれ、動きが制限されていると、

普段いくら仲がいいと思っている犬同士であっても、

飼い主が思ってもいない行動に出て、

思わぬ事故が起きる場合があります。

 

だから、フリーにされている犬を見かけると、

とても危険を感じます。

 

人がいるところでのノーリード

それだけは、絶対に止めていただければと思います。

 

 

ただし、「ノーリード」。

これが100%悪いものだとは、私には思えません。

 

もちろん、都会の喧騒の中、いくら出来る子とは言えども、

ノーリードなんて、もってのほかだと思います。

突発事項が起きて、

それによって、犬がどんな行動を取るのかなど、予測することはできません。

そして、それが元でどんな事故が起こるのかと思うと、

喧騒の中でのノーリードなんて、恐ろしくて考えられません。

 

でも、空間があり、飼い主にきちんと寄りそえる子と、

他の方にご迷惑をかけずに、

ノーリードで

K9フリースタイルのようなダンスを練習する、なんて事は、

許される事ではないかなと思います。

 

そして人のいない自然の中、

ノーリードで、

笛一つで協力しあって仕事をする、なんて事も、

あってもいいのではないかと思います。

 

 

自分の犬が、ノーリードだとどういう動きをするのか。

それを試せる機会があれば、

試してみるのもいいのではと思います。

 

なので、そういう練習をしている人を見かけたとしても、

「そいつはフリーにこだわっている」

と、短絡的に考えるのは、いかがなものかと思います。

 

ま、「見かけた」という段階で、

人のいるところで行っているという事ですから、

それ自身は、私もNGですけどね。

 

人がいないつもりの所で練習をしていても、

万が一人の姿を見つけたら、すぐさま呼び戻してリードをつなぐ。

それは当り前の常識だと思います。

 

 

信頼関係は、リードのあるなしには関係ない。

 

信頼関係とは、

リード一本で伝わったり伝わらなかったりする、

そんな薄いものではなく、

もっと深いものだと、私は思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬との絆①

2017年3月16日 / 雑記, 犬との絆

―躾とトレーナーについて―

 

我が家も躾の為に、トレーナーさんについた事があります。

 

私にとって、ななが初めての犬です。

一生懸命勉強してから飼い始めましたが、

育児書と育児は違う!

多少のコマンドを教えられても、限界がありました。

 

そして少々反抗期が始まったようで、

出来た物も出来ないふりをし、

シュナ特融の頑固さでか、かたくなに拒否。

さすがに育児ノイローゼに陥りました…。

 

旦那さんから、トレーナーOKの許可が出たので、早速人探し。

でも、ほんと、色々な考えのトレーナーがいるんです。

書いてある事だけじゃ、本当のところ分からない。

 

そんな中、気になっていた方のところで、

単発のパピー教室があったので行ってみました。

 

ちょっとは出来る子だと思っていたなな。

確かにできる子ではあったのですが(親バカです)、

やっぱり限度が…。

 

そして、その限度を超えた事が出来たのが、

そこでトレーニングをされた子でした。

 

そのトレーナーさんの考え方や方針も、私は気に入りました。

 

・しつけではなくコミュニケーション

・単純に行動を制御するだけなら理論や強制的な手段で事足りますが、

犬の考えや感情を知る事には至りません。

(その方のHPから抜粋させていただきました)

 

この方にお願いすることにしました。

 

その方は、元々別の職業の方だったようです。

趣味でK9フリーダンスをしていて、なかなかの成績だったそうで。

そこから乞われて、トレーナーになったとか。

 

一度そのK9フリーダンスを、

見せていただいたことがありますが、本当にすごかった!

人と犬が、リードもなしにぴったりと、

どうしてそんな複雑なダンスが踊れるのか、ただ驚くのみ。

 

そのトレーナーさん曰く「信頼関係」だそうです。

 

 

飼い主さんによっても、トレーナーさんによっても、

躾の考え方は色々あると思います。

その子その子に合った方法と言うのもあると思います。

 

そして、同じ躾と言っても、やりたい内容も違うでしょうし、

もしやりたい内容が同じでも、

アプローチ方法が違う、という事もあると思います。

 

その為、「これは違う」「これは正しい」と、

一概には言えないのではないかと思います。

 

他の人の意見に、すこし耳を傾ければ、

知りたくても分からなかった、

自分に見えなかったなにかが見えてくる。

そんな事もあるんじゃないかと思うのですが、どうですかね?

 

 

躾をしようと思っている方の目指しているところは、

「まずはお互い意思疎通が出来るようになり、

そして出来れば、

犬ともっと深いところでの信頼関係を築き、一緒に何かをしてみたい」

と言う事ではないかと、思っています。

 

「一緒に何か」なんて言ったって、

お互いが気持ちよく歩く散歩もあれば、

ちょっとした芸、

アジリティーや、ワーキングドッグなど、色々あると思いますが。

 

 

そして、私がななとまずやりたかった事は、「モッテコイ」。

そんな、些細な事ですが…。(^_^;)

 

でも、それを教えていただくのに、個人レッスンで5回必要とか。

「オスワリ」「マテ」「フセ」「オイデ」

全部できるのに、そこから教えなおして、5回???

 

と言ったら、

「オスワリの形は取っていても、本当にオスワリしているかは分かりません。

オスワリ、マテは、オイデは、基本です。

その教え方がわかれば、そのほかの事も教えられます。」

って。

 

で、試したところ。

やっぱり違いました。

形は取っていても、気持ちは「オスワリ」じゃなかったんですね。

 

犬を自分の思い通りに矯正しようとする人もいるそうです。

でも。

「変わるのは、犬ではなくて、飼い主さん」

と、言われました。

 

馬鹿犬・駄目犬と言われてしまう子達がいます。

でもななも、私たちが言っても出来ない事が、

そのトレーナーさんが言うと出来るんです。

 

「馬鹿な子はいません。

変わるのは、犬ではなくて、飼い主さん。

その子の理解できる方法を考えて、

その方法を使って伝えることが大切。

変わるのは、飼い主さんです。」

 

その5回のレッスンの中、さんざん言われたのが、それでした。

そして結果、躾をされたのは、ななではなくて、私達でした。(^_^;)

 

でもそこでのたった5回のレッスンが、

今私がやっているしつけの基本です。

 

「オスワリ」「マテ」「オイデ」。

これさえ100%なら、

大抵の事はなんでも教えられると、今では私もそう思っています。

 

 

ところで。

 

トレーナーは職業です。

ボランティアでやっている方は、そんなに多くはないでしょう。

たった5回で客を手放して大丈夫なの?と、思ったのですが、

やっぱりそこは凄腕。

いくらでもお客さんはいるんですよね。

 

安くはないし、なかなかの曲者でしたが、

私は、最初からいいトレーナさんに当たりました。(^^)

 

 

トレーナーはお仕事なんです。

今のトレーナーさんを信じてレッスンする事も大切でしょうが、

犬の振る舞いは、あっという間に変わります。

そのトレーナーさんが、

自分の犬のために、本当にベストかを考えるのは、

飼い主にしかできない事で、

それを考えるのは、とても大切なことではないかと思います。

 

たまに「トレーナーの方針で」と言う方がいます。

でも、そのトレーナーを選んだのは、その方自身で、

その方法を支持しているから、その方もそれを行っているんでしょう。

 

そのトレーナーが

「この子は無理ですね。殺処分しましょう」なんて言ったら、

その方針に沿って、自分の犬を殺処分するんでしょうかね?

まさか、そんなことないですよね。(^_^;)

 

トレーニングの過程で、

「係留」、「マズルガード」、「ハウスに閉じ込める」なんて言う、

一般的に眉をひそめられそうな事をする事もあります。

 

でも、そのトレーナーを信じて、自分の犬に必要な事なのであれば、

「トレーナーの方針で」なんて、人のせいにする言葉を使わず、

「こういう目的ために、こういう方法をしています」と、

自分の犬のために、きちんと堂々と言ってあげて欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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