ふく、手術することにしました
善は急げ!じゃないですが、早速セカンドオピニオンに行ってきました。
結論から言うと、
ふく、エプーリスの手術をすることにしました。
歯石除去についても、
麻酔をかけることについても、
エプーリスについても、
抜歯についても、
今まで、すべてに納得出来る説明を聞けることは、ありませんでした。
もちろん、個々については詳しく説明していただけて、納得は出来るのですが、
どうもその先の一歩に踏み出すには、まだなにか足りない気がして、悩んでいました。
その為、今日の先生とは、かなりの時間をかけてすべてを話し合いました。
そして、納得することが出来たので、手術を決めました。
その内容を、忘備録として書いておきます。
この後は長いですし、文字だらになります。(^^ゞ
【 麻酔 】について。
歯石を取るために麻酔をすることが主流ですが、麻酔は本当は怖いんです。
効きはするけど、なぜ効くかについて、うまく説明がつかない事もあります。
その1つが麻酔です。
人間の場合は、体も大きく、症例も多いので問題も少ないのでしょうが、
わんこの体は小さく、使う量を考慮するのは、とても難しいことで、その為トラブルが起きる事もあります。
でも、元々説明がつかないものなので、どこがどう悪かったという結論を出すのは、困難なんです。
その為、特に命にかかわらない歯石除去のためだけに、麻酔をかけることは、ずっと避けていました。
医者に任せずとも、自分のケアでまかなえる事が、随分沢山ある事もわかりましたし。
でも今回は、他の要素も出てきたので、10歳のふくに麻酔をかけることにしました。
ただ、その、何かあるかもしれないというリスクの話は、納得するまでとことん聞きましたし、
これに関してだけは、どんな補償も出来ないという事も納得しました。
でも、そのリスクを推しても、今回はかける価値があると思ったので、麻酔をかけることにしました。
【 歯石除去 】について。
医者で歯石を取ったとしても、その後何もケアをしなければ、
3か月ぐらいからまたつき始め、半年ぐらいで元の状態に戻る場合が多いそうです。
その為、その後のケアが出来ない人には、歯石除去は勧めないそうです。
私の場合、今どんなケアをしているかを説明し、
プラス、こんなケアも取り入れると効果があるかもしれないという事を話し合いました。
それを続ければ、再度つくのにも対応できるだろうという事になったので、
歯石除去もしていただくことになりました。
具体的にプラスするケアは、2点。
「LIONのデンタルシート」なるものがあり、
これは指に巻いて使うので、力加減もしやすく、効果が出る事が多いとのことなので、
今後それを取り入れてみようと思っています。
また、先ほどの「何で効くのか分からない」の部類のものですが、
ゼオライトで歯磨きをしている話をしたところ、
その水(歯磨き用途以外にも、飲み水用途の物もあるんです)を使うと、
歯石が柔らかくなるのか、取れやすくなることがあると教えていただきました。
ただし、これは個人差があるうえに、
何で効くのかが分からないので、まったく効果がないかもしれません。
でも、試してみる価値はあると思います。
ただし。
歯石除去は、おまけの話。
メインは抜歯&エプーリスの手術なので、
歯石除去のために、麻酔を多くかけないといけない場合や、その他の条件などを考慮して、
歯石は、無理のない範囲だけで、取っていただくことにしました。
【 エプーリス 】について。
「見えるところにあるものは、観察できるので、今すぐどうこうする必要はない」
というのが、先生の考えでした。
細胞診をしたところで、歯肉腫の判断が出来たとしても、
それが骨まで行っているのかどうかはわからないので、
見えている部分だけを切除したとしても、それで根治出来るとは限らない。
それで再発したから、また手術をするというのは、
単にお金がかかるだけで、手術で治療できたと言うのとは違う、というのが先生の考えのようです。
ちなみに、エプーリスは大きくなるそうです。
急速に大きくなるか、ゆっくり大きくなるかの違いはありますが、
薬を飲んで消えるものではないため、大きくなっていくのが通常のようです。
とは言え、
食べれている、
元気に動けている、
本人が気にしていない、
などの場合は、経過観察でもいいのではないかと言われました。
うちの場合、そのすべてに当てはまるので、エプーリスだけなら、手術は選択しなかったと思います。
【 抜歯 】について。
ふくは、我が家に来た時から、口腔内状態はよくありませんでした。
去勢と共に歯石除去もしましたが、先生が言っていたように、あっという間に再度歯石はつきました。
よく歯石除去の際、
「ぐらぐらしている歯は抜きましょう」と、提案してくださる先生がいます。
でも、なんでぐらぐらしていたら抜かないといけないのか?
これについてよく聞くことは、
「犬は、食べる時歯を使ってないので、抜いても特に問題はないから」でした。
じゃ、なんで犬に歯が生えているの???
というのが、ずっと疑問でした。
抜いて、本当に全く問題はないのだろうか。
これに対して、納得できる答えがもらえた事がなかったので、
私は、ぐらぐらしているだけで抜歯をすることには、あまり賛成はしていませんでした。
でも、今日、納得できました。
野生だったころの犬は、
大きい獲物を捕まえ、それを歯で噛みちぎって食べていたので、歯は必要だったけど、
今の家庭犬は、ドッグフードが多く、手作り食といっても、既に食べやすい大きさにしてあり、
ご飯は丸飲みなので、今は、歯なんて必要がない。
むしろ、栄養があるいいモノを食べ、長生き出来るようになった事で、
歯石がついたり、歯周病になったりと、色々リスクが出てくる。
歯なんて、なくてもいいじゃないか!
という事でした。
ま、「歯なんてなくてもいいじゃないか!」というのは、もちろん極論です。
だから、健康な歯も抜いてしまえ!ってことではありませんので。(^^ゞ
ふくの場合、我が家に来た当初から、ぐらぐら揺れている歯が何本もあります。
去勢時「なるべく歯は抜きたくない」というと、特に何も言われなかったので、そのままにしました。
その後、歯磨きなどのケアをマメにしていたら、ぐらぐらした歯も、かなりしっかりしてきました。
ほらみろ!
と思ったのですが、少しでも手が抜けてしまうと、やっぱりぐらぐらと…。
今回のエプーリスは、そのぐらぐらの歯も影響してしまったようです。
歯がぐらぐらしている事で、根元から歯茎に酸素が入りやすくなり、菌達のえさが出来てしまう。
また、その歯が歯ぐきの刺激にもなってしまう。
ざっくり言うと、こんな感じです。
必要な抜歯は、あるんです。
今後のエプーリスへの影響や、不要な歯を抜歯することの大切が納得できたので、
今回、ぐらぐらの歯を抜歯して貰う事にしました。
もちろん、自然に抜けてくれるのが一番いいのですが、5年経ってもぐらぐらしたまま抜けないですし。
そして、抜歯の際にはどうしても麻酔が必要なので、
ついでならと、見えている範囲のエプーリスの除去も、一緒にしていただくことにしました。
それに、抜歯して歯茎が固まっていない(?)状態の方が、縫合もしやすいそうなので、
タイミングとしては、丁度いいようです。
それに合わせても、細胞診ではなく、病理検査もしていただくことにしました。
これをすべてすれば、ふくの状況も随分改善されるかもしれません。
その後、きちんと口腔内ケアが出来れば、元気で長生きしてくれるかもしれません。
もちろん、麻酔のリスクはあるので、目が覚めて戻ってきてくれれば、ですが。
でも、大丈夫!な方に、かけてみたいと思いました。
そして、もしやるつもりなら、エプーリスがまだ小さい時の方が、リスクも少ないです。
ということで、今回手術に踏み切ることにしました。
手術は、3月1日。
大安です。(笑)
縁起担ぎだけかもしれませんし、意味がないと思われる方もいると思いますが、
昔から言われている事には、何かしら意味があると、私は思っています。
先生も、そう思われているそうで。
気が合いました。(^^)
ということで、手術は3月1日になりました。
ここに書いた話は、
あくまでも私の忘備録で、聞き間違い、思い違い、理解不足、その他矛盾点などもあるかもしれません。
また、この話は、一人の先生の考えで、
これのすべてが正しく、他の考え方は間違っているという事でもありません。
ただ私が、今回この先生の話に、納得できたという話です。
くれぐれも誤解がないよう、お願いいたします。
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