「2017年07月4日」の記事

革の首輪作成・忘備録

2017年7月4日 / なな, モノづくり

最初に首輪を交換したいなと思ったのは、

今年のじんの誕生日。

 

最初の首輪を買った時に、お店の方に言われたのは、

「3歳になったら買い換えるといい」でした。

 

3歳までは、大暴れして痛むので、

落ち着いて来る3歳になった頃に、買い換えれば十分だと言う事だそうです。

 

ちなみにこの話は、

我が家が使っている首輪の話です。

他の物も同じと言う訳ではないので、ご了承を。

 

そしてじんの首輪の買い替えを検討した時に、よく見てみたら。

なぜだか、ななのも小汚い。(-_-)

 

ボール投げに目覚めた激しさか?

ななのは、じんが1歳になった時に作り直したので、まだ2年。

なのに、もうこのボロボロさ。

 

ちなみに、6歳で我が家にやってきたふくのは、

未だ交換はしていません。

既に6年使っています。

なので、さすがにこちらもくたびれてきました。

 

それならば、今年は全員の首輪を交換しよう!

と言う事になったのですが、

前々から、1つだけ気になっていました。

 

この首輪、細いんです。

幅1.5センチ。

シュナは首が長いので、

本当は2センチ幅は欲しかったのですが、

ここのお店は1.5センチしかないのです。

でも、この感じが好きなんですよね…。

他では見かけたことはないし。

 

そして悩んだ結果、

「今回は、自分達で作ろう!」と言う結論になりました。

自分で作ると、一番欲しい物が出来ますもんね。(^^)

 

担当は、旦那さん。

旦那さん、革細工は初めてでしたが、

チャレンジしてみたいと言ってくれたので、お任せすることに。(^^)/

 

が!!!

 

革や道具を揃えて、

試しに最初の課題、パスケースを作った辺りから、

旦那さん、仕事が忙しくなってしまいました。(>_<)

 

ぎりぎりまで待っていたのですが、タイムアウト!!

ななの誕生日に間に合わせるためには、私が作らないと!

となり、この後の奮闘が始まりました…。

 

 

初めての革細工。

もちろん、用語も用具も工程も全く知りません。

一からのお勉強。

 

一枚革の首輪なので、縫う事もないし、

結構楽かな?と思ったのが大間違い。

 

コバ処理ってなんだ?

床面処理って???

 

と、さっさと最初のところで躓きました。(>_<)

 

色々調べた結果、

コバとは、どうやら革の横の厚みの部分らしいです。

で、ここの仕上げ方に、みなさん色々こだわりがあるようです。

 

今回私が作るにあたっては、

ななの首になるべく負担がかからず、防水効果があればいい。

と言うのをこだわりにしました。

 

まずは革の面取り。

角ばっていると首に当たって負担なるかもしれないので、

首辺りを柔らかくするためにしました。

 

かぼちゃの面取りの感じで、カッターでやったのですが、

意外ときれいに出来ました。(^^)

でも。

後で旦那さんの道具を漁ったら、専用の道具が…。

先に言ってよ。(-_-)

 

次は、床面処理。

革の裏側部分の処理です。

 

ちなみに、革の表は、銀面を言うようです。

色がついていたりするような部分です。

 

この床面、大抵はトコノールと言うものを使って、

けばけばを抑える処理をする場合が多いようです。

 

とは言え、処理剤もいくつかあるようで、

何と何を組み合わせると、こういう感じの艶が出る、

なんて書いてあるマニアックなサイトもありました。

皆さん、凄い…。(^_^;)

 

でも、艶かぁ…。

艶より、防水。

艶より、首当たり。

 

私としては、表よりこっちの裏の方が重要です。

ここがななの首に当たるんですから。

 

もっと調べてみると、

水を使って磨くと言う方法もありました。

 

そしてその上からトコノールで磨くと、

かなり首辺りが良くなりそうです。

なので、その方法に決定!

 

ただ、トコノールには、

ワックス効果も入っているらしいのですが、

基本は水溶性。

それだと防水には足りません。

 

で、私が出した結論は、

けばけばが寝るまで、水でずっと床面を磨き続け、

その後はトコノールで磨き続ける。

これで首辺りはつるつるに。

そして、これ以上私には磨けない!という段階になったら、

今度はロウ引き。

ロウで防水することにしました。

 

ロウとなると、蜜蝋を使うという選択肢もあったのですが…。

 

知り合いのキャンドル作家さんが、

家で蜜蝋のキャンドルを作り続けていたら、

そのにおいを、お家の猫くんがとても嫌がり、

それでも続けていたら、

猫くんが痴呆になってしまった!と言うのを以前おっしゃってました。

蜜蝋と猫くんの因果関係は、本当にあるかは分からないですが。

 

でも、たまにちょっとつける位のクリームになら、

蜜蝋はいいかもしれないけど、

四六時中つけている首輪に使っても大丈夫なの…かな?

アロマ等でも、

人にいいモノは犬でもOK、というわけではありません。

ちょっと心配です。

 

ということで、ロウ引きには、

コバワックスと言うのを使ってみることにしました。

 

コバワックスの成分はよくわからないのですが、

一般的なロウと考えると、成分はパラフィンで、

パラフィン自身は石油精製物ではあるのですが、

こちらの方が、まだ不純物が少なそうだし、

安全性の実績もあるかな?という、個人的な考えによって、です。

 

ま、コバワックス自身がただのロウってわけじゃないので、

実際は、不純物もいっぱい入っているのでしょうが、

でも、所詮人間が合成したもの。

わざわざ不必要な成分は入れないだろうという事で。(^_^;)

 

ロウ引きのやり方は、

まずは床面にコバワックスを塗り、

それをアイロンで熱して革に浸透させ、別の革で磨きます。

それを何度も繰り返します。

ロウが入らなくなったところで、終了。

 

そして出来上がったのが、これ。

上が元の革。

下が作ったもの。

表面も滑らか、手触りもいい!(^^)/

 

でも、ここまで来るのに、何日よ。(-_-)

 

気を取り直して、その後はバックル・定革・Dカンの取り付け。

それらを、カシメで留めます。

 

つけるだけじゃん、と思っていたけど、甘かった…。

 

バックルのピンを差し込むところは、自分で革をカット。

定革も、自分で作成。

おかげで、初の革縫いも。

 

そして、なんと言っても悩んだのは、ポンチでの穴あけ。

一発勝負で、間違ったらすべてやり直し。

そうなると、もう、慎重に慎重を重ねて、

何度も何度も、革をななの首に巻いて、シミュレーション。

 

そして出来上がったのが、これ。

 

そんなこんなで、やっと完成です!

 

じゃなかった。

 

最後は銀面。

こちらにも防水処理を施してみました。

表面なので、今度はミンクオイルで。

艶の感じも変わりました。

色合いも落ち着いた感じにもなって、

金具のアンティークゴールドとも、

一体感が出たような気が。(^^)

 

なのに、最後の最後でやっちゃった!(T_T)

 

それが刻印。

最初に、真ん中の「N」をしっかり打刻。

続いて、その左隣の「A」を…って、向き、違うじゃんっ!!!(゜.゜)

と、動揺して、次に打刻したのが、最後の「A」。

これが力が弱くて、薄い…。

気を取り直して、最初の「N」を打刻するも、今度は斜めった。

あーーー!(>_<)

 

そして、気に入らないのが、もう一つ。

このカシメ。

革に合わせた大きさにしたのですが、

ななの首は細い。

それをちゃんと考えておけばよかった…。

 

この大きいカシメのおかげで、首輪はかなりごつくなり、

使い込んでも、首に馴染むかどうか。

小さいカシメに直したいなぁ。

 

そして、ここ。

気をつけていたつもりなのに、

床面のワックスをしみ込ませる時に、こちらにも浸み込ませてしまいました。

こんな、名前の横の目立つ所に(>_<)

 

そして、最後はこれ。

余ったベルトが、微妙な長さ。

長すぎるのもどうかと思いますが、

Dカンの輪が思ったよりも大きく、

余った革をうまく抑えられなかった…。

 

旦那さんは「端っこ、切っちゃえば?」と言っていたけど、

そうすると、バランス的には悪いような。

 

作り直したい…。

はぁ…。(T_T)

 

有りがたい(?)事に、あとふくとじんのを作るのが残っています。

その時に、今気になっている箇所を修正してみて、

それから、もう一度ななのを考え直そうか、という結論に、

一応達しているのですが。

 

でも、見るたびに気になるんだろうなぁ。

って、四六時中じゃん。(-_-)

 

ただこの首輪を見て、

旦那さん、自分でも早く作ってみたくなったようです。

なら、任せちゃおっかな。(^^)

 

奥が深いものは、手を出すとどんどんはまって行く。

そして、今の私には、

革にまで手を出す余裕はない気が…。(^_^;)

 

それに。

こういう細かい作業は、確実に旦那さんの方が上手。

同じものを作ると、その差は歴然。

がっかり。

この辺りに、性格の差が出てくるんでしょうね。

やれやれ、です。(^^ゞ

 

さて、二人のはだれが作るのか。

出来たら今回のと比較してみよっと。(^^)

 

以上、首輪作りの奮闘記でした。

 

よく意味がわからない内容ですよね…。

ま、これは、私の忘備録、ということで。(^_^;)

 

 

あ。

この作り方が、正しいと思わないでくださいね!

 

後から知ったのですが、どうやらまずは型紙を作るが、筋のようです。

…。

最初っから、間違ってたし。(^^ゞ

 

ワックス類等も、そんな使い方間違っている!とか、色々あると思うので、

この記事は、参考にはしないでください。

 

あくまでも、私の忘備録ですから。

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